中国語検定4級のリスニングは難しいの?
ちょっと難しいけど、中検のリスニングにはコツがあるんだ!
そのコツを知っておくだけでも、だいぶ点数は取りやすくなる。
今日は中検4級リスニングの対策についてみていこう。
まずは中国語検定4級リスニングの全体像を把握しよう
試験時間:約25分(流れる音声の長さによって多少変わる)
構成:大問1と大問2から構成。各10問、合計20問。各5点。
合格の目安:12問/20問
※リスニングは2回流れる
※全てマークシート方式である
全体像を把握するためにも、過去問は必ずやりましょう。
⇩過去問が10年以上の過去問が見れて、それほど高くないのでオススメです⇩
高電社https://shop-kodensha.jp/SHOP/870848/list.html
リスニング大問1の対策
リスニング大問1は「1問1答」形式です。質問に対して適切な答えを4択から1つ選びます
(1)你喜欢什么电影?
①我喜欢吃中国菜
②我喜欢看日本电影
③我哥喜欢看中国电影
④我喜欢去旅游
〜〜以下(10)まで続く
押さえておくべきポイントは2つあります。
- 主語に注目すること
- 疑問詞に注目すること
です。
「你喜欢~~?(あなたは好きですか?)」と聞かれているのですから、「我喜欢〜」というように私が主語でなければなりません。「我哥喜欢~」のように、(私の兄)を主語にしてはいけません。
もし「你们学校~~~?(あなたたちの学校は?)と聞かれているなら、「我们学校〜〜。(私たちの学校は)」と答えなければなりません。
主語に注目して、明らかに間違っている選択肢を省きましょう。
もう1つは疑問詞です。大問1は全部で10問ありますが、半分以上は疑問詞の疑問文です。
什么 何?
谁 誰が?
什么时候 いつ?
为什么 なぜ?
哪里/哪儿 どこで?
怎么 どうやって?
といった基本的な疑問詞を確実に押さえておかなければ、合格することはできません。
そのほかには「你呢〜?」「还是を使った疑問文」も必ず出題されるので、ここも学習しておきましょう。
リスニング大問2の対策
大問2前半①〜⑤
大問2は1分ほどの文章を聞いて、一気に5つの質問に答えていく問題形式です。
前半は2人の会話を聞いて問いに答えていきます。
小王:你好,佐藤!
佐藤:你好,小王!
小王:你去哪儿?
佐藤:我去市场买菜。
小王:你一个人去吗?
佐藤:对。
〜〜〜以下会話が続く〜〜〜〜
(1)佐藤现在去干什么?
①去看书
②去见朋友
③去买菜
④去公园玩儿
〜〜〜以下小問(5)まで質問が続く〜〜〜
1分ほどの会話が流れた後で、質問が5つ読まれます。
大切なことは2つあります
- リスニング音声と問の順番が同じである
- 返事の部分に答えが出やすい
リスニング音声と問いの順番が同じということは
(1)の答えは、リスニング音声の最初の方にある
(5)の答えは、リスニング音声の最後の方にある
ということです。
ただし、例外もあります。リスニングの音声と問いの順番違うこともありますので、「例外もある」ということは頭に置いておきましょう。
返事の部分に答えが出やすいということは、
小王が「你去哪儿?」と聞いて、佐藤さんの返事の部分「我去市场买菜」が答えになりやすいということです。
大問2の前半は「質問→返事、質問→返事・・・・。」という流れで展開されます。
返答のところに注目して聞いてみてください。そこが答えになりやすいです。
質問文が印刷されていないので、メモを取りながら聞くようにしましょう
大問2後半 ⑥〜⑩
大問2の後半の5問は、会話ではなく、1人が文章を朗読しているのを聞いて、問いに答えます。
内容はまるで、小学生の日記のような内容です。
大家好!我叫铃木一郎,我是去年五月来北京的,在这里生活了十个月了。我有两个中国朋友,小李和小王。小 王会说日语,他经常跟我用日语会话。小李不会日语,我喜欢跟小李说话,可以多练习说汉语。小李的爱好是看电影, 小王的爱好是看漫画。我们三个人都喜欢吃中国菜,每个星期天都一起去餐厅吃饭。今天是星期天,我们打算一起去 吃北京烤鸭,十二点在餐厅见面。我十一点五十分到餐厅的时候,小王已经在那里看漫画了。小李还没有到。半个小 时后,小李也来了。他说:“对不起!我刚才去买电影票,来晚了。吃完饭,咱们一起去看电影吧。”听了他的话, 我和小王高兴极了。
(6) 我是什么时候来北京的?
1今年五月。
2去年五月。
3去年十月。
4今年十月。
〜〜以下(10)まで〜〜
大問2の後半で大切なことは2つあります。
- 質問文が印刷されているので、前半の①〜⑤が終わったら、すぐに質問文を見ること
- 質問文と似た表現、同じような言葉が出るのを待ち構えること
大問2の後半は質問文がもうすでに印刷されています。
なので、前半が終わったらすぐに質問文を見て、どのようなことを聞かれるのか?を確認しておきましょう。
そして、質問文と同じような表現、同じような言葉がリスニング音声で流れます。緑のマーカーの部分です。
「似たような表現が出ないか?」と待ち構えてリスニング音声を聞きましょう。